■ 映画用語集 ■

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■ バイオグラフ社

 アメリカン・ミュートスコープ・アンド・バイオグラフ社の略称。D・W・グリフィスが1908年から1913年までいた会社。1896年に設立され、1915年に解散。


■ ハイ・キー

 照明配置の一種。キー・ライトは大変強いので、影もくっきり出る。


■ ハイ・キー・ライティング、ロウ・キー・ライティング

 ハイ・キー・ライティングではキー・ライトはシーンを照らす光のすべて、あるいは大部分を供給する。ロウ・キー・ライティングではキー・ライトは全照明よりずっと少ない光しか供給しない。


■ ハイフネイト

 脚本家兼監督、俳優兼製作者、脚本家兼製作者といった、二つ以上の職分を果たす映画作家を指す俗語。


■ ハイライティング

 照明法の一種。被写体のある部分(大抵は女優の眼)を照らすために、時々鉛筆ほどに細い光線が使われる。


■ パイロット版

 予定されたシリーズのイメージをつかむために用意される見本のテレビ番組。今日ではパイロット版はテレビ用映画や劇場用映画としてもしばしば再利用される。


■ パーソナリティ

 メディアにおける意味は、演技せず、ただ「出ている」というだけの出演者。この人物の価値は、創り出され投映されたペルソナあるいはイメージにある。


■ バック・ライティング、逆光照明

 照明法の一種。カメラのほうをまっすぐ向いた主光源により、その前の被写体がシルエット状に写し出される。


■ 番組枠、時間枠、タイム・スロット

 ラジオとテレビで番組がおさまるように作られた時間。アメリカでは、タイム・スロットは一般に30分単位で計られる。


■ パンクロマティック

 可視光線スペクトルのすべての色に等しく感光する白黒フィルムの一タイプ。


■ パン・フォーカス

 ディープ・フォーカスに同義。


■ ハード・ウェア、ソフトウェア

 コンピューターとメディアの用語法では、ハードウェアは(カメラ、ライト、編集台といった)比較的耐久性のある機材を指し、ソフトウェアは(フィルム、テープ、プログラミングといった)消耗される原材料を指す。


■ 波動力学

 波形は媒介物がなければ伝達されない。音波は空気中あるいは水中を、光と電波は微粒子状の電磁スペクトルの中を伝わる。波には、垂直の次元(振幅あるいは強さ)と、水平の次元(波長)とがある。波長は周波数に反比例し、周波数は毎秒の周期(サイクル)で表される。波長が長いほど周波数は少ない。受信機は特定の周波数に同調させることができる。それによって電磁スペクトルの狭い帯域でも無数の別々のシグナルを選ぶことが可能になっている。プログラム・シグナルは搬送波に重ねられるが、これはに二つの基本的な方式がある。一つの振幅の変調(AM)であり、もう一つは周波数の変調(FM)である。


■ パーフォレーション

 フィルムの側面(片側の場合も両側の場合もある)に開けられた一連の穴。カメラや映写機の中でフィルムを走行させる際、スプロケット・ホイールの歯が噛みあう個所。スプロケット穴とも言う。


■ 搬走波

 音声や映像などの信号を送るために使う可聴範囲以上の高周波の電波、または電流。搬走波に信号をのせて、即ち信号で搬走波を変調して送り出すのである。


■ パナヴィジョン

 現在、最も広く使われているワイドスクリーンの方式で、アナモフィック・レンズを使うプロセス。シネマスコープのような他の同様のプロセスに取って代わっている。「スーパー・パナヴィジョン」は70ミリのフィルムを用い、映像の圧縮を行わない。「ウルトラ・パナヴィジョン」は1:1.25の圧縮比で70ミリフィルムを使う。70年代にパナヴィジョン社が、アナモフィックでなくとも同社のレンズを使った場合、「パナヴィジョン」と表示するよう求めだしたので混乱が起こっている。


■ 早回し、オーヴァー・クランク

 カメラのフィルムを速く回すこと、即ち通常の毎秒24コマより多いコマ数で撮影すること。それを毎秒24コマよで映写すると、画面内の動きはスロー・モーションになる。


■ パラレル・アクション、並行アクション

 物語の手法。クロス・カッティングによって、二つのシーンを並行して語ること。パラレル(並行)・モンタージュとも言う。


■ パラレル・サウンド、並行的な音

 画面内にその音源が示されている音。画面内容に一致した音。


■ パン

 カメラ本体は移動せず、カメラの首を左右に水平方向に動かす撮影。


■ パン・アンド・スキャン

 ワイドスクリーンの映画を、テレビの標準比率1.33:1で放映するためにフレーミングし直すときに使われる技術。


■ 番組編成者

 ネットワーク、あるいは放送局で番組編成を担当する人。


■ 反応時間

 音を再生するテクノロジーにおいて、アンプとスピーカーのシステムが音を出すまでに要する最低限の時間。従って、そのシステムの鋭敏さの度合いを示す。


■ ハンモッキング

 新番組あるいは弱い番組を二つの強い定着した番組の間に置く慣例。こうすると強い番組の視聴者は弱い番組の置かれた時間枠まで見てしまう。


■ 範列、パラディグム

 言語学で、表出された言葉に対して、同系列の表出されなかった言葉を指すフランス語。具体化されたものに対する、同系列の具体化されなかったものの関係。映画などでは、作品を構成する要素としての資格がありながら、たまたま作者に選ばれなかった要素群のこと。同系列要素群ともいう。


■ 光ファイバー送信

 可視光線の搬送波に乗せてラジオあるいはテレビ・シグナルを送信する方法。光のビームは薄いガラス繊維によって運ばれ、普通レーザーによって発電される。光の波長はラジオの波長よりずっと短いので、はるかに大量の情報を運ぶことができる。


■ ビオスコープ

 1895年、ドイツのマックスとエミールのスクラダノフスキー兄弟が開発した、カメラ=映写機。同時期のフランスおnジョルジュ・ドゥムニュのカメラ、イギリスのロバート・W・ポールの映写機にも同様の名前が付けられている。


■ B級映画

 2本立てが普通だった頃、2本立て番組の穴を埋めるために作られた速成の低予算映画。プログラマー、またはプログラム・ピクチュアとも言う。今日、これに相当するのは、TV映画である。


■ ピクシレーション

 アニメーションの技法の一つ。コマ撮り、あるいは連続撮影したネガの特定のコマだけをプリントすると、物、人、出来事の連続した感じや、実際の動きが破壊されて写される。例として、ノーマン・マクラレンのいくつかの作品が挙げられる。


■ 被写界深度

 カメラの焦点を合わせた場合、被写体が十分鮮明に見える撮影範囲。


■ 美術監督

 映画のセットと衣装を担当するデザイナー、責任者。


■ 微速度撮影

 標準の撮影速度より遅い撮影、特に一コマ撮りを指す場合が多い。


■ 非同時音

 画面内にその音源が示されないまま聞こえてくる音や声。


■ ピランデリアン、ピランデルロふうの

 20世紀の劇作家ルイジ・ピランデルロの名から派生した形容詞。彼の戯曲は虚構と現実の間の微妙な差を研究し、幻想と現実が複雑にからまって真実らしさの連続体を作り出す世界を描いた。


■ ピン送り、焦点移動

 同一ショット内でレンズの焦点を変えること。観客の注意を一つの対象から別の対象へ強制的に導くテクニックで、シャロウ・フォーカスを用いる。焦点は変えられたり、あるいはカメラごと動かされたりして、しばしばすばやく、時には同一ショット内の名かで何回も焦点面の位置を変える。


■ ファイ効果、ファイ現象

 並んだ電球を順に一つづつ点滅させると光が動いて見えるように、実際には動かない現象が、見かけの上で動いて見える現象(仮現現象)を指す知覚心理学の用語。


■ ファイナル・カット、最終版

 公開される形でフィルムを最終的にカットし、編集した映画。


■ ファイン・カット

 シーンまたはシークエンスを最終的にカットし、編集したフィルム。ラフ・カットの次の段階。


■ ファスト・モーション(コマ落とし)

 毎秒24コマ以下で撮影されたフィルムは、正常のスピードで映写されるとアクションが非常に速く動くように見える。カメラは遅回しである。滑稽な効果を生む場合が多い。


■ 風采(存在感)

 出演者がメディアと通じて投射する知性、キャラクター(性格)、パーソナリティ(人格)の質。


■ フェイド

 映画の句読的な手法。画面を次第に明るくしていってシーンを始めるフェイド・インや、画面を次第に暗くしていってシーンを転換させるフェイド・アウトがある。最近のカラー映画制作の発展とともに、ある色でフェイドする場合も多くなった。


■ フォー・ウォーリング

 映画の自主興行。映画館を賃借りして映画を上映するやり方。


■ 封切、ファースト・ラン

 一般公開される映画の最初の公開、封切。ロードショー。


■ フィーチャー

 (1)二本以上の映画を上映する番組で中心となる映画。(2)短縮なしとみなされる映画。即ち34分(3000フィートまたは910メートル)以上の映画。日本では(1)または長編劇映画一般の意味で使われることが多い。


■ フィード、配給

 ネットワークの本局から、個々の局へのテレビまたはラジオ番組の送信。ここから後が放送となる。


■ フィードバック

 (1)電子テクノロジーの基本的な現象。つまり入力と出力の両方をもっているシステムで、出力のいくらかが入力に戻ること。増幅や他の応用に役立つ。(2)双方向コミュニケーション。


■ フィルター

 (1)光の質を変えるためレンズの前に置かれる、ゼラチン、ガラス、あるいはプラスチックの板。(2)電子テクノロジーによって音あるいは映像の質を変える装置。


■ フィルムの幅、フィルム・ゲージ

 フィルムは様々な幅のものが作られミリメーターで測られる。35ミリフィルムは商業長編映画用の標準である(16ミリが目立ち始めているが)。65ミリと70ミリは大叙事詩的作品に使われる。16ミリは、テレビ・ニュースなどその他の用途の大部分で標準である。8ミリは以前にはアマチュア用に限られていたが、16ミリの代わりをつとめられるようになってきた。スーパー8とスーパー16は、パーフォレーションを小さくしたり、二列のパーフォレーションを一列にしたりして、それぞれの幅で画像面積を大きく拡大している。


■ フィルム・ダール

 1910年代半ばにフランスで起こった映画制作の傾向で、芸術的な舞台演劇を映画で記録しようとした。

■ フィルム・チェーン、テレシネ

 毎秒24コマのフィルムを毎秒30フレームのビデオに変換する映写機とテレビ・カメラの間の連結装置。


■ フィルム・ノワール、暗黒映画

 もともとはフランスの用語だが、今は一般に使われている。ギャング映画や探偵映画などコンクリートに囲まれた都会を舞台に犯罪を描く映画を指す。とくに40年代末から50年代はじめにかけてのアメリカ映画で一般的。


■ フィルモグラフィー

 映画の作品目録。


■ フィルモロジー

 第二次大戦後のフランスで起こった映画研究の動向。学問としての映画研究を模索した。「映画学」とも訳す。


■ フィル・ライト、フィラー・ライト

 普通被写体の側面からあてられる補助ライト。影を柔らかにし、キー・ライトがカヴァーしない部分を照明する。


■ フォーカス・イン、フォーカス・アウト、焦点移動

 句読的技法。画面内の被写体は次第に鮮明に見えてくる(フォーカス・イン)、あるいは次第に不鮮明にぼけていく(フォーカス・アウト)。


■ フォーカス・プル

 一回の撮影中に焦点を動かすこと。焦点面を変えること。


■ フォトグラム

 (1)フランスからきた言葉で、スティル画面(映画の一コマの画面)のこと。(2)写真用語で、カメラを使わない写真の対象に直接光をあて、印画紙に画像を定着させる技法。


■ フォトジェニー

 フランスからきた言葉。サイレント映画時代によく使われた言葉で、カメラのレンズを通すことによって被写体の本質が捉えられるという考え。


■ フォトジェニック

 被写体が撮影対象として魅力的であること。写真うつりが良いこと。


■ フォロー・ショット

 カメラの移動、またはズームによって被写体が動くのを追う画面。


■ フォロー・フォーカス

 カメラから離れたり、カメラに近づいたりする被写体を追うため、ワン・ショットの中で焦点を移すこと。


■ フォーン・フリーク

 電話システムの複雑さを研究し操作することを趣味とする人。同様にコンピューター・フリークという人種もいる。


■ プッシュ・オーヴァー、押し出し

 ワイプの1タイプ。後継する映像が先行する映像をスクリーンの外へ押し出すように見える。


■ フーテージ

 実際に撮影されたか、あるいはされるフィルムの量。フィルムの尺数。


■ ブーム

 画面の外で俳優の頭上にマイクロフォンをつり下げる移動アーム。


■ プライム・タイム(ゴールデン・アワー)

 テレビ視聴者が最も多くテレビを見る時間帯。東武アメリカでは午後7時30分から午後11時まで。


■ プライム・タイム・アクセス規定

 FCCの1971年の裁定で、ネットワークが一晩に平均三時間以上プライム・タイムに番組を流すことを禁止したもの。この裁定はプライム・タイムの時間帯をローカル番組に開放することを目的としていた。しかし、結果は地方の放送局がネットワークと同じ番組を製作者や配給者から直接買って番組を放送するようになっただけだった。


■ ブラウン管、陰極線管

 テレビが画像管、または同様の装置。管の一方の端にある電磁レンズによって集束された電子ビームが反対側の面に当たると、面をおおっている蛍光体が光を発する。視聴者はそれを表から見る。


■プラグ、広告、宣伝

 テレビ、ラジオの番組や映画の中で、ある商品、営利団体について触れること。


■ プラクティカル・セット

 ドアや窓、備品が実際に使用できる、本物そっくりに建てられたセット。あるいは撮影に使われるロケ先の本物の家。


■ プラクティカル・ライティング

 (1)一般家庭の白熱灯のような、普通の照明器具。(2)そのような照明器具を自然光撮影に用いるテクニック。


■ プラゴラ、広告料

 番組や映画の中で宣伝してもらうために映画、テレビ、ラジオのパーソナリティ、スター、フロデューサー、ディレクターに金銭を渡すこと。


■ ブラック・コメディ

 50年代末から60年代はじめにポピュラーだった喜劇のタイプで、核戦争、殺人、不具、肥満といった主題を扱っていた。


■ フラッシュ・バック

 映画の物語において、「現在」のシーンにインサートされる「過去」のシーンあるはシークエンス(時には映画全体)。フラッシュ・バックは映画の過去形である。サイレント期のフランスでは、素早い画面転換の連続を指して用いられ、日本にもフランス経由で入り、リズミカルなモンタージュを指してフラッシュ・バックと呼んだ時代もあった。


■ フラッシュ・フォワード

 フラッシュ・バックがモデル。未来時間のシーンあるいはショット。映画の未来時制。


■ フラッシュ・フレーム

 数コマか、時には1コマしか続かないショット。観客にはかろうじて知覚される。


■ フラット・ライティング

 明暗の差があまりない照明。


■ ブラックスプロイテーション

 黒人観客をあてこんだ利益優先の映画。


■ フリー・シネマ

 50年代イギリスのドキュメンタリー映画運動。その理論はカレル・ライス、トリー・リチャードスン、リンゼイ・アンダースンによって提唱され、劇映画の傾向にまで影響が及んだ。


■ フリーズ・フレーム、ストップ・モーション

 静止した画面。1コマの画像を何回の連続してプリントすることによって映写時にはスティル写真の感じを与える。


■ フリッカー、ちらつき

 フィルムの映写において、シャッターが光線を断続的に遮るために、スクリーンの上に投映される光の強さが周期的に変動すること。毎秒16コマ以下で映写していたサイレント初期には、残像現象によっても動きをなめらかに見ることはできず、ちらつきが多く現れた。従って、映画のことを「フリック」(ちらつくもの)と呼ぶ俗語が誕生した。


■ フリップ

 映画のワイプの一種。画面転換の技法の1つで、本のページを捲るようにシーンの終わりに画面が裏返ったかと思うと、その裏に次のシーンの始まりを示す画面が現れるもの。


■ プリント

 フィルムのポジの複製。


■ ブリンプ

 カメラ用の半永久的防音カバー。現在の多くのカメラにははじめからブリンプが装填されており、作動音が余り漏れないように作られている。


■ フル・ショット

 被写体(人物)の前身をそっくり収めたショット。


■ ブルー・スクリーン

 移動マットを使って別々の画像を結合させるプロセス。


■ フレア(像のにじみ)

 光源がまっすぐ向いていると、レンズの光学特性から、しばしば映像にフレアと言われるかすみ、輝き、あるいはアウラが生じる。


■ プレ・フラッシング

 ポスト・フラッシングと同じ効果だが、フィルムは撮影の後ではなく、前に露光される。フレディ・ヤングが『ひどい事件』(1966、日本未公開)ではじめて試みた。


■ フレーム、コマ

 (1)連続した映画フィルムの1コマ。映画の最小単位。(2)1コマを形作るフィルムの枠、または映写されるスクリーンの枠。フレーム。(3)フレーム内の映像。


■ プログラム・ピクチュア

 B級映画のこと。


■ プロセス・ショット

 スクリーン・プロセス、マット・ショット、オプティカル、その他の同種類のものを用いて撮影されたショットの総称。


■ ブロック・ブッキング

 何本かの映画をひとまとめにして、一括契約をすることを必要とする習慣。


■ ブロックバスター

 (1)商業的に大成功した映画、あるいは利益を得るためには大ヒットさせなくてはならないほど費用がかかった映画を指す俗語。(2)大出版社が大きな宣伝費をかけた出版物。


■ プロパティ

 (1)メディアにおいて潜在的商業価値を持つフィクション、またはノン・フィイクションのストーリー。いろいろな形(原稿、台本、本)であり得る。プロパティは何回も再生使用することができる。例えば、『キャバレー』は本(クリストファー・イシャーウッドの短編集『ベルリン物語』)として始まり、それが『私はカメラだ』という舞台劇になり、『嵐の中の青春』という映画になり、ついで『キャバレー』という舞台ミュージカルになった。そこから同タイトルのレコード・アルバム、映画、映画のサウンド・トラック・アルバムが作られた。1つのプロパティが7つの商品になったのである。(2)小道具。


■ フロント・プロジェクション

 リア・プロジェクション(スクリーン・プロセス)よりもずっと正確で効果的な、映像を結合させる方法。高反射スクリーンの前でライブ・アクションが撮影される。スライドあるいは映画映写機からの映像がミラーによって撮影レンズの光軸に一致して、スクリーンに投映される。それによって俳優の影はまったく見えなくなる。スクリーンは非常に反射率が高く、演技する俳優には充分照明があてられているので、スクリーンの前の俳優と小道具には映写機からの映像はまったく映らない。このシステムは、キューブリックの『2001年宇宙の旅』のためにダグラス・トランブルがさらに洗練させた。


■ ペイオーラ、賄賂

 あるレコードをかけてもらうためラジオのディスク・ジョッキーに金銭を渡すこと。


■ 閉鎖回路

 番組が広く放送されずに、回線によって限られた受信者に配給されるテレビあるいはラジオのシステム。


■ ペルソナ

 (1)ラテン語の「仮面」から来た語。文学、映画、演劇の作品の登場人物。(2)登場人物に託された作者の分身。


■ 編集

 撮影後のフィルムを切ったり、つないだりする作業。


■ 編集者、エディター

 フィルムを編集する人。映画も物語構造を決定する。一本の映画のショットを最終的な形につなぐ仕事を受け持つ。


■ 望遠レンズ

 長い焦点距離のレンズで、望遠鏡のような働きをして遠方の物体を拡大する。画面は大変狭く、奥行の知覚は平坦になる。


■ 放射線写真

 写真フィルムのような放射線に感光する表面に、可視光線以外の放射によって作られた映像。特にレントゲン写真、X線写真。


■ ホース・オペラ

 西部劇の俗称。


■ ポスト・フラッシング

 カラー・フィルムを撮影後、あらかじめ決めておいた一定の濃度をもつ灰色の光源に露光するテクニック。よりリアリスティックな効果を得るために、カラーの明暗度を抑えたり、自然光撮影を補正するためフィルムのコントラストの限界を広げたり、あるいは影の部分をはっきり見えるようにしたりする。


■ ホーム・ボックス・オフィス

 アメリカで最も大きい有料のケーブル・テレビ会社。HBOと略称する。


■ ホログラフィー

 レーザー光線を用いて、空間と視差を現実らしく、三次元的に複写する写真システム。



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