■ 映画用語集 ■

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■ マカロニ・ウエスタン

 ヨーロッパ製の西部劇。スペインやイタリアで撮影され、1960年代にセルジオ・レオーネの作品でポピュラーになった。


■ マクガフィン

 アルフレッド・ヒッチコックの用語で、特にサスペンス映画で観客の注意を引きつけたり、プロットの論理を作動させたりする仕掛け、あるいはプロットの一部を指す。ヒッチコックにしたがえば、マクガフィンは目的を達したらすぐに無視されてよい。その例として『北北西に進路をとれ』のはじめの部分人違いと、『サイコ』におけるジャネット・リーの副筋全体が挙げられる。


■ マクロ撮影、拡大撮影

 顕微鏡による拡大を必要とするものと、普通のレンズで撮影することができるものとの中間の大きさの被写体を撮影する。


■ マクロ・ズーム・レンズ

 日本のキャノンによって開発されたレンズで、5センチから無限大にまで焦点を合わせることができ、ズームもできる。


■ マクロ・レンズ、拡大レンズ

 レンズの表面から1ミリほどの、非常に接近した距離に焦点を合わせることができるレンズ。


■ マスク

 (1)映像の一部分を隠すためにカメラ・レンズの前に置かれる遮蔽物。(2)正しい画面比率を得るために映写機レンズの後ろに置かれる遮蔽物。


■ マスター

 オリジナルのレコードあるいはテープ。これからレコードやテープのすべての複製画最終的に作られる。


■ マスター・ショット

 シーン全体を一定の時間にわたって撮影したショット。一般的にロング・ショットで撮られており、構成要素となる近接したショットや細部ショットのつながりを容易にする。編集者はいつでも、このマスター・ショットを頼りにサ行を進行できるため、カヴァー・ショットとも呼ばれる。


■ マッチ・カット

 2つのショットを、視覚的、聴覚的あるいは隠喩的対応によってつなぐこと。有名な例に、『北北西に進路をとれ』の最後、ケイリー・グラントがラッシュモア山の崖からエヴァ・マリー・セイントを引き上げようとするショットがマッチ・カットしてグラントは彼女を寝台車の寝台へと引き上げる。マッチ・カットの古典的原則は、被写体の位置の一致、動き(または方向)の一致、視線の一致の3つである。これを守ると観客は物語の方向感覚を理解しやすい。


■ マット・ショット

 マットとは画面の一部が不透明になったフィルム片である。マット・ショットは普通のショットと一緒にプリントされると、そのショットの映像の一部を隠す。そして別のショットが、その隠されて末露光となった部分にプリントされることを可能にする。このマットが各コマごとに位置や形を変えれば、そのプロセスは移動マットあるいはブルー・スクリーンと呼ばれる。


■ マリッド・プリント

 音と映像の両方を含んだ映画のポジ・プリント。


■ マルチ・イメージ

 同じフレームの中で互いに隣り合ういくつかの映像。同じアクションあるいは別のアクションを異なったカメラ・アングルで示すものが多い。スプリット・スクリーンとも言う。


■ ミキシング、ミキサージュ

 サウンド・エディター、サウンド・ミキサーの仕事を指す一般的な用語。様々な別々のサウンドトラックを結合させ、編集し、一本の最終的な音を作ること。


■ 見た目のショット

 映画の中のある人物の視点から見たショット。


■ ミックス

 (1)光学的には、ディゾルヴのこと。(2)音では、音楽、台詞、音響効果といったいくつかの別々に録音されたトラックを結合させること。


■ ミッチェル

 ハリウッドで最も一般的なタイプのカメラの商標名。数人のオペレーターを必要とする。大きくて複雑な機械。


■ ミディアム・ショット

 クロース・アップとフル・ショットの中間のショット。普通、人物の半身像。


■ ミニカム

 手持ち可能な小型で軽量のテレビ・カメラ。


■ ミニシリーズ

 普通、小説を原作としたテレビのシリアル。


■ ミニマル・シネマ

 一種の極端に簡素化されたリアリズム。カール・ドライヤー、ロベール・ブレッソン、初期のアンディ・ウォーホルの作品がそうである。媒体の技術力に最小限にしか頼らない。


■ ミュージック・コンクレート、具体音楽

 自然に発生した様々な音、あるいは人工音を直接テープの上で構成した音楽。それらの音は電気的あるいは機械的に操作される。1948年、フランスのピエール・シェッフルによって紹介された。


■ ミラー・ショット

 (1)画面全体が鏡の中に移っているショット(2)グラス・ショットの一種。


■ ミューザック

 特別な雰囲気や効果を作り出すために、特にプログラムされ演奏される音楽。聴覚環境として放送されたり、テープで再生されたりする。


■ ムヴィオラ

 編集機械の商標。一般名詞としても使われる。


■ 明暗法、キアロスクーロ

 光と影を用いる絵画表現のテクニック。または明るい要素と暗い要素の配列。イタリア語で「明暗」の意味。


■ 目隠し入札

 興行者がその映画を見ずに買い付けることを強制する商業習慣。現在アメリカでは違法とする州が増えている。


■ モウグル、ムガール

 富裕で権力を持ち、独裁的な人のこと。この語は、ハリウッドの大スタジオの首脳やオーナーのことを指してよく使われる。もともとは1526年にインドを征服したムガル帝国に由来する呼称。


■ 儲け主義映画

 特定の観客の要求に応えることによって利益をあげることを目的として制作された映画。例として、セックスプロイテーション、ブラックスプロイテーションなどがある。一般に否定的な含みを持つ用語。


■ モデル・ショット

 本物の物体や風景の代わりにミニアチュアを使ったショット。特に大惨事を描くのに有効である。


■ 物語映画

 物語を語る映画。一般の映画の大半は物語映画である。


■ モンタージュ

 (1)単にフィルムの編集を指す。(2)美学的、思想的、イデオロギー的意味合いを強めたフィルムの結合。エイゼンシュタインをはじめ、1920年代のソビエトで盛んに論議された。(3)「ダイナミック・カッティング」のこと。高度に様式化された編集の型。しばしば短期間に多くの情報を伝えるために用いられる。



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